『数字で話せ』レビュー
いわゆる仕事に数字を取り入れましょう系書籍。後半ちらっとPythonやAIに関して記述がある。
数字はKPIのレベルまで落とし込む
数字を普段から活用しない社内のメンバーに大雑把な数値で話しても通じない(現実感がない)。
数値を使用して誰かを動かしたいときは、その人の担当する業務に身近な数値までドリルダウンした数値を出す。
「売上を100万上げましょう」ではなく、「売上を100万上げるために、顧客単価を1000円上げましょう」というような感じ。
普段から巨大な数値を分解する癖をつける
国家予算のような巨大な金額でも少しでも自分が関わっているなら、自分の普段の領域に落とし込んでいくことができる。
巨大な数値が自分にとってどういう意味があるのかを、普段から意識する。具体的には1人あたり、1日あたりといった形に落とし込む。
偶然に任せる仕事をやめる
何をするにしても、ある程度数値で未来を見据えることを意識する。販売の場合はリリースが目的ではなく、リリースの先に売上をたてること(当然だけど)。
そのためにはこれまでの知見を使って予測パターンをたて、そのパターンがどのくらいの割合で起こりそうかを検討しておく。リリース後状況は常にモニタリングする体制が必要か。データポータル等で自動化できるところは仕込んでおく。
あとはファネルやGAの使い方などのアクセス解析をやっている人なら知ってる知識がちらほら。標準偏差の解説などもあり、ウェブ系アクセス分析、特にEC系の初学者には良い内容の本だった。