MovableTypeを導入するにあたって知っておかないと死ぬこと
日本が誇るCMS、MovableType(人はMTと呼ぶ)。基本有料なので、Wordpressに比べるとまあ使ってる人が少ない。
使ってる人が少ないから、ネット上の情報も書籍も少ない。最新版はバージョン7なんだけど、書籍はバージョン6(2013年発売)のもの以降出てない。
そんな状況なので、勤務先にMTを導入した際にはかなり四苦八苦した。特にバージョン7からシステムが抜本的に変更されたので、ここのフォローアップがたいへん。
その際に少ないながらも貴重なネット上の情報が頼りになったので、わたしもMT知見を発信しようと思う。
まずはエントリー的なところからだぞ!
MTの特徴
MTって何なの? → 基本的にはWordpressみたいなサイト構築システム
Wordpressはブログだけじゃなくて、一般的なコーポレートサイトの開発ももちろんOK。
MTも似たようなシステムで、テンプレートを用意すればHTMLとか知らない人でも記事やページ制作ができる。
Wordpressと大きく異るのが「企業が販売するシステム」と、「静的ファイルを生成する」という2点。
MTは企業が販売するシステム
MTはシックス・アパートという企業が販売するCMSなので、サポートがある。
面倒見てくれるパッケージに加入していると、メールでの質問に答えてくれたりする。
また企業によってはWordpressみたいなフリーソフトはセキュリティにちょっと...というところもあるかもしれない。そんな企業にはぴったり。
静的ファイルを生成する
システム的に大きな違いとなるのが、Wordpressのようにリクエストが来てからページを用意するのではなく、静的なファイルをあらかじめ書き出しておく点*1。
当然ユーザの閲覧ストレスも減るし、アクセス集中にも強め。ただ記事の更新後に書き出し(再構築という)作業が発生するので、運用側のストレスが別途発生する。
長くなりそうなのでカテゴリ化してつづく。
*1:希望すれば動的出力にすることもできる